ぺんてるの人 06

世界中のユーザーに愛される絵の具を

世界中のユーザーに愛される絵の具を

化学系 鎌田理沙 商品開発本部 画材企画開発部 画材開発課/2014年入社

出身学部学科

理工学研究科化学専攻
大学院では、四塩化チタンを使った有機合成反応の研究に従事。繰り返し少しずつ条件を変えながら実験を行い、より効率よく目的物を得る方法を求めていきました。

これまでのキャリア

さわり心地と安全性を高めたフィンガーペイント専用の絵の具を開発。

「画材の材料である“顔料”は水にも油にも溶けない不溶性の物質。だからこそ、いかにして均一に分散させるかが開発者の腕の見せ所となる」――画材開発のチームに配属となった時、上司が発した言葉です。商品開発の奥深さを知り、「これから先、どんな商品を開発することになるのだろう」とワクワクしました。先輩の仕事を手伝いながら開発の仕事を覚えた後、フィンガーペイント用絵の具“ゆびえのぐ”の開発に携わることが決定。フィンガーペイントとは、筆などの道具を使わず手や指を使って絵を描くあそびです。そのため、今回の開発ではさわり心地と安全性を高めることが一番のミッションとなりました。当初は「新人の私にできるのだろうか」と不安もありましたが、「経験がない分、固定概念に縛られることもないはず。だったらとことんやってみよう」と気持ちを切り替えました。

商品開発は試行錯誤の連続。だからこそ、リリース時の喜びは格別。

まずは材料を検討。通常絵の具では使わないものも含め、糊材だけでも15種類くらいの材料を配合して、求める特性に近づけていきました。しかし開発中は試行錯誤の連続。試作を繰り返してもなかなか目標値に届かず、数百グラム単位のラボ試作をした時は求める色が出たのに、数百キログラム単位の現場試作だと何故かうまくいかない、といったこともありました。私にとってはもちろん、会社にとってもフィンガーペイント専用絵の具の開発は初の試み。すべてが手探りで商品開発の厳しさを実感する毎日でしたが、開発中に幼稚園を訪問してモニター調査を実施したときは、ゆびえのぐの試作品を使って楽しそうに遊ぶ子どもたちを見てとても感激し、今までの苦労が報われた気がしました。こうして上司や先輩のサポートを得ながら開発を続け、2015年秋、ゆびえのぐがリリースされました。振り返ってみると、入社1年目から本当に良い経験をさせてもらえたと思います。商品を生み出す喜びを味わうことができただけでなく、生産現場を始め、さまざまな社員との繋がりができました。当社には優しくて面倒見の良い社員が多く、とても恵まれた環境で働けていると実感しています。今後も開発のスキルを高めていき、いつか市場を圧倒するような商品を打ち出したいですね。当社の画材のすばらしさを世界中のユーザーに伝えていきたいです。

私のお気に入り製品

私のお気に入り製品

「ローリー」

ローリー

品質試験のマストアイテム
ローリーは、ぺんてるの商品の中でも“インキの耐久性”においてトップレベルの品質を誇っています。私はこのローリーを品質試験時に使用。厳しい条件下でもインクがにじまず、サンプルNo.を書き込むのに最適なんです。他のペンでは判別不可能になってしまうので、このインクの耐久性の高さを実感します。
大切に残したいメッセージに
たとえば卒業旅行先で書く一枚の絵はがき。プールサイドや海辺で水しぶきを浴びても、突然の雨に降られても、インクが溶けるようなことはありません。さまざまな装置や試薬が所狭しと並んでいる実験室でも大活躍。実験メモをうっかり汚してしまっても、耐水性のあるローリーならインクが流れてしまうことはありません。ずっと残しておきたいメッセージを書くのにぴったりですよ。